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2019年4月8日の記事

オープン・クローズ戦略その22019/04/08

 トヨタ自動車がハイブリッド車(HV)などの電動車関連特許を無償開放するオープン戦略に舵を切ったことは既にお伝えした通りですが、今回はその続きになります。当然のことながらオープン戦略には他社と差別化して利益を生むためのクローズ戦略があります。4月8日の日経朝刊はその点について、「貴重な知財を単に無償開放するお人よしはいない。オープン戦略には必ず引き換えが伴う。そして中長期的に自社を有利な状況に置く「クローズ戦略」が潜む」と伝えています。さらにクローズ戦略の具体例として、「短期的に見えるのは、HVシステムの外販や有償の技術支援サービスだ。特許は書類だけを見て使いこなせるものではなく、導入に向けたノウハウの提供が必要。特許は無償といってもトヨタには一定のカネが入る。中長期には技術提供をテコに他者の動向やデータを入手できる。」と分析しています。オープン・クローズ戦略において何をオープンにして何をクローズにするかは戦略の成否を大きく左右します。成果の一つである他社のデータがその後どのような利益に繋がっていくのか大いに興味があるところです。

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